トカラの自然(1)


トカラ一帯は、動植物分布の南限、北限を区切る渡瀬線上にあります。そのためか、本土や沖縄とは違った多彩な生態系を持っています。
鹿児島県では、この貴重な生物群と自然の保護及びその利用という両面の目的から「トカラ列島」を1992年4月、鹿児島県立自然公園に指定しました。


 台風銀座「トカラ」
トカラは風の強いところでもあります。1月の低気圧が通過する頃には、最大で25〜30m、通常でも10m、台湾坊主と呼ばれる低気圧の時は15〜20mの強風が島々を駆け巡ります。

1年を通じて穏やかな日は少ないのです。殊に、6月の梅雨から9月の台風シーズンにかけては、雨、風共に強い日が続きます。比較的静かなのは10月半ばまででしょうか?12月、1月には雪が降ることもありますし、山頂には積雪を見ることもできます。

本土での台風の被害も相当なものですが、ここのは別格です。港の入り口の波除に設置された数百トンのコンクリート製ケーソンが台風一過向きを変えていたり、鉄骨造りの牛舎の鉄骨がアメのように折れ曲がってしまうのです。